超硬工具に比べて構成刃先の問題がなく、安定した加工精度と10倍以上の刃先寿命が得られます。Si含有量の多いアルミ合金に最も有効です。 直溝のバニシングドリル・リーマにダイヤモンド焼結体をロー付けして精密に仕上げています。 単結晶ダイヤモンド切削工具 PCD・cBN焼結体切削工具 |
刃先をレーザー加工することによる面粗度の改善事例
(1)ダイヤモンド工具 ワイヤー加工 |
(2)ダイヤモンド工具 レーザー加工 |
アルミ加工品に置いて、(1)ワイヤー加工刃研磨のダイヤモンド工具で加工したところ、ビビリが発生して面粗度が荒れた状態になった。 (2)対策として刃研磨をレーザー加工で行ったところ、ビビリがなくなり面粗度も向上して表面がピカピカになった。 |
ダイヤモンド工具と同等の効果が1/5の価格で得られるコーティング処理!
コーティング処理とは
コーティング処理は、超硬素材の靱性を変えることなく耐摩耗性(高硬度)を大幅に改善できます。コーティングをすることで耐熱に優れ、切り粉の滑りも良くすることで切削速度を高く設定でき、しかも工具寿命を伸ばす事が可能です。
コーティング処理のメリット・デメリット
・寿命はダイヤモンド工具と同等 ・面粗度は若干粗い ・コストが圧倒的に安い(約1/5) ・納期が早い(ダイヤモンドは3ヶ月、コーティングは1ヶ月半程度) ・複雑な形状に対応できる ・構成刃先が生成されにくい(化学的変化により被削材の一部が刃先に付着すること) ・再研磨をすると再度コーティングが必要(再研磨のコストは安い) |