超硬リーマとは
超硬リーマとは、あらかじめ加工された下穴をより精密に仕上げ加工するために使われます。
リーマは高精度な穴開け加工で、最も広く活用されています。
標準的な穴加工精度は、H7~H9、仕上げ面粗さは3.2S~12.5S です。
厳しい切削加工精度の要求に応じた精密な穴は、正確な直径と真円度、滑らかな仕上げ面が必要です。
超硬リーマは精度が高い上、高速な加工が可能で、バニシングリーマよりさらに高い仕上げ面粗さの切削加工要求を満たすことができます。
様々な超硬リーマがありますので切削加工条件に合ったリーマをご提案します。
バニシングリーマとの比較
・不等分割溝設計が可能。たわみを打ち消す作用が働きビビリを抑え真円度向上に効果あり
・左ネジレ設計が可能。貫通穴加工時の切り屑を前方へ排出できる
・強ネジレ設計が可能。切れ味と切り屑排出性の確保ができる仕上げ工具に
リーマの紹介
ロウ付けリーマ
外径が大きくなるほど価格があがってくるので、Φ20以上のリーマの場合は、価格を抑えるために切削加工に必要な箇所だけを超硬素材にしています。 詳細はこちら |
ストレートリーマ
ほとんどの用途に適用する基本的なリーマで、形状も安定しています。 |
スパイラルリーマ
ネジレ溝によって切りくずの排出性を良くし、ビビリを防止するリーマです。 詳細はこちら |
不等分割リーマ
刃の間隔を等分割せず、不等分割にすることでたわみを打ち消す作用によってビビリを抑え、真円度を良好にする効果があります。 |
段付リーマ
段付リーマは複雑な多段形状の加工を一工程で精密に行うことができます。 詳細はこちら |
3枚ガイド付リーマ
意匠登録済みで、真円度が0.002 以下を追及したリーマです。 詳細はこちら |