切削工具のシャンク部から中心に穴を開けて切削加工物に干渉する事無く直接先端の刃先に切削油が当たるように設計しますので切削加工時に発生する熱を抑えることができ工具寿命が大幅に伸びます。 オイル穴付仕様(内部給油式)は、切削加工時に発生する熱を抑えることができます。 そのために工具寿命が大幅に伸び、ステップフィードが不要になり加工能率が向上します。 高圧で切削油剤を吹き付けることで切り粉の巻きつきも抑える事が出来ます。 |
事例
ロー付けカッターのオイル穴仕様
ロー付けカッターは、必要な箇所のみに超硬板チップを貼り付けています。 超硬合金素材に比べて容易に穴加工ができるので仕様に応じてオイル穴があけられて切削加工時に高い冷却効果が得られ切りくず排出もスムーズになりリードタイム短縮に貢献できる超硬工具です。 |
リーマのオイル穴仕様
6枚刃リーマのオイル穴仕様です。 中心から6箇所に枝分かれして各溝にクーラントが流れるようになっています。 切削点の発熱が抑えられて工具磨耗の進行が抑制されるので安定した精密な穴加工が出来ます。 |
ドリルのオイル穴仕様
内部給油式ドリルで切りくずの排出性と切削加工点の冷却性を向上できます。通常のドリル加工は、穴が深くなると切りくずの排出が困難になりドリルが破損する恐れがあります。 そこで、ステップを何回も踏んで切りくずを穴から出す必要があります。オイル穴付ドリルは、切削油が先端の刃部から勢い良く出るので切りくずは高圧の切削油と一緒に排出され、ステップを何回も踏まなくても加工穴に切りくずが詰まることなく深い穴加工が可能になります。冷却性が向上されるので、ドリル加工刃部の発熱が低く抑えられ工具磨耗の進行を抑制し、よい切れ味が長く持続されます。オイル穴付ドリルは、切りくず詰まりがなく、ステップ加工が不要になり、切削熱の抑制、長寿命化などのメリットがあります。チタン合金や耐熱鋼、ステンレスなどのドリル加工に貢献しています。 |
エンドミルのオイル穴仕様
エンドミルによる穴あけ加工に使用します。 加工硬化層や切削熱の抑制、工具磨耗の低減などに効果があり生産性の向上を図れます。 |
バニシングドリル・リーマのオイル穴仕様
多段のバニシングドリル・リーマなどで各段に切削油剤が当たるようにオイル穴を中心より枝分かれさせます。 各段に切削油剤が供給され、切れ味が良好に保たれますのでバニシングドリル・リーマでの多段精密加工がより向上します。 |
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