超硬リーマとは
超硬リーマとは、粗加工された下穴の精度をより高めるための仕上用工具です。
基本的には刃数が多く設けられ、切削代の少ない仕上加工用なので、高速加工をすることも可能です。
被削材に求められる精度は主に穴直径、面粗度、真円度で、それらの要求をすべて満たすことが超硬リーマの役目となります。
バニシングリーマとの比較
・不等分割溝設計が可能。たわみを打ち消す作用が働きビビリを抑え真円度向上に効果あり
・左ネジレ設計が可能。貫通穴加工時の切り屑を前方へ排出できる
・強ネジレ設計が可能。切れ味と切り屑排出性の確保ができる仕上げ工具に
当社製超硬リーマの強み
様々な効果を発揮する特別な仕様をご提案致します。
仕様 | 効果 | 作用 |
不当分割溝 | 真円度、面粗度 | たわみを打ち消す作用が働きビビリを抑制 |
左ネジレ溝 | 面粗度、切屑処理 | 貫通穴の縦加工時に切屑や切削油を前方へ送ることができる |
強ネジレ溝 | 切屑処理、高剛性 | 止り穴加工時に切屑の排出性を高める |
段付 | 同軸度、加工効率 | 多段穴仕上時の1パス加工が可能 |
リーマの紹介
ロウ付けリーマ
外径が大きくなるほど価格があがってくるので、Φ20以上のリーマの場合は、価格を抑えるために切削加工に必要な箇所だけを超硬素材にしています。 詳細はこちら |
ストレートリーマ
ほとんどの用途に適用する基本的なリーマで、形状も安定しています。 |
スパイラルリーマ
ネジレ溝によって切りくずの排出性を良くし、ビビリを防止するリーマです。 詳細はこちら |
不等分割リーマ
刃の間隔を等分割せず、不等分割にすることでたわみを打ち消す作用によってビビリを抑え、真円度を良好にする効果があります。 |
段付リーマ
段付リーマは複雑な多段形状の加工を一工程で精密に行うことができます。 詳細はこちら |
3枚ガイド付リーマ
意匠登録済みで、真円度が0.002 以下を追及したリーマです。 詳細はこちら |