超耐熱合金にはチタン合金、インコネル、ワスパロイ、ウディメントなどがあります。
チタン合金の切削適合材質
超硬材質は、
S種の超硬合金(タンガロイ規格TH10)、コーティング超微粒子超硬合金
オイル穴付超硬合金が適しています。
チタン合金の切削情報
熱伝導率が小さく、切削熱が切削加工物に分散しにくいので切削温度が上昇します。
切削熱が上昇すると切削工具材料と化学反応を起こして、切れ刃摩耗やチッピングを進行させます。
切削後の切粉は鋸歯状または剪断型になります。
切り粉から見られる切削抵抗の変動は、剛性不足があると切削振動を引き起こして切削工具損傷を加速させます。
適正な切削工具は、超微粒子超硬合金を材料としたコーティング付超硬工具が適します。
更に内部給油式の切削工具にすると切削熱を低減して切削工具摩耗の進行が抑えられます。
チタン合金の切削条件
切削条件は、生産性、切削加工物の形状特性、加工方法、工作機械、切削油剤、切削工具形状などにより千差万別で数値に示すことが困難であります。
切削熱を持たないように内部給油式のコーティング付超硬工具にして、切削油剤は冷却機能に優れたものを使用してください。
異常損傷の防止からも切削油剤の選定は重要です。
チタン合金の切削加工で用いる超硬工具の使用注意点は、
振動を抑えるために突出し量をできるだけ小さくして剛性の高い切削工具形状にします。
我社で多数実績がございますのでご相談ください。
鍍金処理をしたチタン加工品 |