鋳鉄の切削適合材質
鋳鉄
ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、黒鉛鋳鉄、チルド鋳鉄
機械構造用金属素材
K種の超硬合金(タンガロイ規格G1F)、コーティング超硬合金、コーティング超微粒子超硬合金
鋳鉄の切削情報
切り粉は、亀裂型で鋼の切り粉に比べて長く伸びなくて構成刃先も著しく起きにくいです。 仕上げ面粗度は鋼に比べても劣るため送り量を小さくして思い切った高速切削が好ましいです。 |
鋳鉄の切削条件
切削条件は、加工形態や適用する工具材種により異なりますので具体的に数値で示すのは困難です。
エンドミル加工では切削工具に微細な欠け(チッピング)が起きやすくなります。
ワークにエッジ品質は必要でしたら送りを小さくするなどのチッピングを発生させない
切削条件を設定しましょう。
工具例
ワーク材:FC250
加工内容:φ12仕上げ前加工
使用機械:ロボドリル 切削油性
切削工具:オイル穴ネジレ段付コアドリル
効果 :リーマの仕上げ前工具で取り代を制御しす。ブッシュ効果でリーマの直進性を上げる
ワーク材:FC250
加工内容:φ12長穴断続加工
使用機械:ロボドリル 切削油性
切削工具:オイル穴12穴 内部給油式ネジレ6枚刃リーマ
効果 :断続深穴加工でも切削油が効果的に潤滑する工具形状で面粗度・真円度も向上します